角質培養

角質培養の方法を独断と偏見でまとめています。放置プレイで肌を育てて、毛穴や乾燥肌を克服し、エステ・高級化粧品に頼らない真の美肌を手に入れましょう。女性のナチュラルライフ情報も!

お肌を保湿し過ぎることは悪いこと?その2

      2015/10/26

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長々と展開してきた保湿シリーズ。ようやく最終回です!長かった(笑)

良く「お肌を甘やかすな」って言いますよね。
いろんな意味があると思うのですが、
ここでは「保湿のし過ぎ」という意味で考えてみたいと思います。

一口に保湿といっても、保湿の仕方は勘違いも含めていろいろあります。

 水分の与え過ぎ (その1でお話し済)
 油分の与え過ぎ (その1でお話し済)
 保湿成分の与えすぎ (←今回はこれ)

今回は最後の「保湿成分の与えすぎ」について考えてみたいと思いますが、
深淵なお題過ぎて、こんな結論しかありませんのでその点ご了承ください。


 結論:過ぎたるは なお及ばざるがごとし
     だけど及ばないのももちろんダメ



保湿には水分や油分ではなく「保湿成分」が大切だというお話をしました。
じゃあ、保湿成分をがっつり与えておけばいいんでしょ?
例えば保湿成分の代表格セラミドは、角質層に足りない分だけが吸収されるそうです。

 与えすぎても意味がない。

さらに一歩進んで、

 保湿することが肌を甘やかすことになりやしないかねぇ?
 甘やかすと、自分で潤えなくなっちゃったりするんじゃね?

これもずっと悩んで、考えています。
そんな時に考える拠り所になるかな、と思うことが2つあるので、ご紹介しながら、
櫻田の考える「角質培養的保湿」のお話しを。


1)角質層は環境をセンサーしながら自らの状態を調整している

<水分維持されてる!じゃあ角質層、回復させなくっていいじゃん。>

皮膚の角質層をわざと壊して(セロテープを何度も付けてははがし、角質層をはがしていくそう)、
そのままの状態と、保湿した状態で角質層がどう回復していくかを実験したそうです。

すると、保湿をしない状態の方が、早く角質層は回復したそうです。

理由は、お肌は肌の水分量をセンサーしてバリア破損度を測りつつ、
ヤバければ角質層を回復させようと頑張る訳なんですが、
肌が水分を含んでいればバリア崩壊の危機感が薄れ、回復が遅れるという仕組み。

 お?肌保湿できてんじゃん。バリアしっかりしてる?
 じゃ、そんなに頑張らなくていーんじゃね?

しかし一方で乾燥が進んだ場合は、、。

<超乾燥!ヤバっ!急いでバリアを補強したら、ゴワゴワお肌に(涙)>

一方、肌が乾燥=角質層の水分が減ってバリア機能が極端に落ちると、
バリア機能をその場しのぎでもいいからどうにか高めようとしようと肌は頑張ります。
そうしないと体内の水分が奪われたり、ばい菌が入ったり、生命の危機に繋がるからです。

その結果が肌のゴワゴワです。粗悪品の角質を短期間でどんどん作る、
というその場しのぎをしてしまい、正常に角化しないからです。

そこで保湿してあげると、角質層が水分を持ち、バリア機能が回復し、
「もうやたらめったら角質作んなくてもいいんじゃない?」
となって、ゴワゴワも沈静化します。



過保護にしてもダメ、過酷な状況にさらしてもダメなのか。。。
どこら辺がちょうどいいのか、誰か教えてよっ(笑)


2)サッポー先生のノーケアトレーニング

サッポー先生は、洗顔後30分ほど「なにもつけない」状態でいることを勧めています。
注意点は肌の状態の良い時だけ、ということで、
例えば乾燥が進み過ぎている時は、1)の「超乾燥でゴワゴワ肌」パターンになっちゃうのかと。

目的:
 自分の本当の肌の状態(スキンケアの助けを借りない)を知るため。
 肌本来が持つ働きが、リズムを持って正常に維持されるように。

30分ノーケアトレーニング←サッポーサイトに飛びます。

以下サイトからの引用です。

洗顔後の肌は、酸化した皮脂や汚れが取り除かれ、いわゆる「清潔」な状態にあります。 本来、肌にとっては気持ちいいことです。 ところがこの状態は言い換えると、肌を守るものまで取り除かれた、とても「無防備」な状態にあるとも言えます。 乾燥しやすい状態です。 この状態に置かれると、肌は必死で恒常性を保とうと、皮脂を分泌したり、真皮層からの吸水活動など、本来持っている機能を活発に働かせ、あるべき状態に復旧しようとします。

ところが、いつも化粧品で保湿され、保護されているのが当然となっている女性の肌は、この機能が不順になってきます。 不能になるわけではありませんよ。
特に皮脂の分泌機能が巧く働かなくなるのです。 皮脂は絶えず分泌されているわけではありません。 働くべき時は働き、休むべき時は休むというコントロールが適切に行われていて初めて、健やかな肌が維持されるわけです。 つまり、リズムがあるのです。



人間の身体の仕組みは超複雑系で、
常に変化する外界や肌表面の情報をセンサーしながら、
体内の状態が常に一定になるよう調整しまくっています(ホメオスタシス)。

お肌の機能は、体内の水分量を維持すること、ばい菌等の進入を防ぐこと。
もちろん美肌なんてことは、身体は一滴も考えていません。
そこを理解してあげることが、正しいスキンケアの第一歩だと思うのです。


■ 肌本来が持つ力

この2つのことから何を思うかというと、本来、肌は、保湿材をつけなくても、
生命を維持するという生物として最も重要な目的を持って、
その角質層を保湿してバリアを高めようとする「力」を持っていることを、
忘れてはいけないんだよなー、ということ。

じゃあ、何もしないで放っておけばいいのかと言えば、そういう訳でもない。

日焼け止め塗って、化粧・クレンジングして、KSP(毛穴すっきりパック)して、
ということは、皮膚の設計段階では全く予想されていなかったでしょうし、
強くなる紫外線、大気汚染、アレルギー等、肌にとっては過酷な環境になった今、
放って置いてもよい人もいれば、ダメな人もいて当然だと思います。


 結論:過ぎたるは なお及ばざるがごとし
     だけど及ばないのももちろんダメ



何をするにも、行き過ぎになっていると、それがどんなに良いことでも、
むしろ不足ぎみや、不満足な状態と変わらないのです。
過度になってもいけないし、しかし、もちろん不足状態でもいけない。

お茶を濁しているわけではありません。
保湿はまさに、この言葉通りだと思うのです。

肌は本来自分で美しくなる力を持っています。
スキンケアはあくまでそれを「助けてあげる」に過ぎないんだ。
スキンケアこそが肌を美しくすると思うのは、人間のおごりだと。

こんなスキンケアブログを読んでいる方は、「スキンケアし過ぎ」な方が多いと思います。
過剰に保湿し続けることが、果たして本当に肌に「うれしいこと」なのか、
スキンケアトレーニングしながら、お肌と考えてみるのも良いかもしれません。



<横道それまくり街道・1>


・櫻田の肌はちょっぴり異常です。皆さまの肌の場合とは違うかもしれません。

ところで、櫻田はアトピー性皮膚炎を患っており、
アトピー患者の大多数はセラミドを生成する能力が低いといわれています。
だから、バリア機能が低く、強い化粧品などにはすぐ反応してしまうし、
さらに、非常に乾燥しやすいのです。

ゆえに、櫻田の角質培養は、本当の保湿を求めてページ数を割いている訳ですが、、
保湿能力の高い方だったら、そんなに保湿しなくてもきっと良いのです。

この角質培養ブログは、「保湿をする」のが正しい、
「保湿をしない」のが正しいというわけでもなく、
「保湿はこれくらいするんだよ」という単純なハウツーを教えるわけでもありません。

お肌はこんな仕組みでこんな風になってるから、あなたのお肌だとどうだろう?
という「判断の材料」をお話しできたらと思っているのですが、
やっぱり「角質培養は保湿だね」的なメッセージになってしまっていることに、
自分の能力の限界を感じております。。。

正直、つまんないですよね、こんな結論。
もっと劇的に「顔は絶対洗わなければ必ずつるつるになる!」とか、
「1日1分でみるみる毛穴レス」とか、
そんなのが私たちは大好きなのですから(笑)

でも、真実っていつも平凡でつまらないものなのですよ、きっと。


<横道それまくり街道・2>

・最近よく聞く湿潤療法との比較(傷口を乾かさず湿らせて置いたほうが早く治る)

ところで、肌の保湿をずーっと考えてたら、最近よく聞く「湿潤療法」が気になりだして、
やっぱり過剰保湿の方が肌がキレイに回復するんじゃないかと悩み始めました。
同じように疑問に思った方、いらっしゃらないでしょうか?相当肌マニアですね(笑)

でもね、一般人からしたら似てるように思えて、
医学的には全然違う話なんだなーっていう結論に至りました。

なぜ傷を乾燥させない方が速くキレイに治るのか。

細胞が増えるためには水分や 栄養、成長因子のように細胞を刺激して成長を促すような物質が必要です。傷口が一見ジュクジュクとしてみえるのは、浸出液といってそういった水分や栄養、成長因子などを含んだ液体が組織から出てきているからです。ガーゼを貼って傷が乾いてしまったらこの大事な液体が細胞に作用することができませんから、細胞の増殖が妨げられ、傷の治りが遅くなります。

角質層は「死んだ細胞」であって、「増殖」しません。
上記の湿潤療法は、○0.02mmの角質層以下の「生きた細胞」が傷ついた時のお話です。
根本的に話をしている場所が違うんじゃない?そう思いました。

こういった類の私たちの「浅はかな勘違い」をうまく利用したコピーに、
(コラーゲンの話とか)せっせと騙されているわけです。

コラーゲンの話:
もともと肌にあって加齢と共に減るコラーゲンは、角質層のずっと下の真皮にある。
コラーゲン入り美容液を塗っても、真皮に浸透してコラーゲンとして定着するわけない。
あくまで、保湿剤としての機能等があり、角質層にとどまる程度。
私たちが「勝手に」想像しているコラーゲンが増える!といった効果はない。
そもそも場所が違うし。

でも実際、同じ肌の上で起きていることですし、どういった相互作用があるのかは、
櫻田には知るスベもなく、あくまで櫻田の推測に過ぎないこと、どうかご了承の上、
本ブログの内容を皆さまのスキンケアに役立てて頂ければ幸いです。



なお「角質培養」という言葉は、根本的に間違っていると指摘されたりしますが、
全くもってその通り。死んだ細胞ですから、培養なんかできません。
このブログを読んでくださった方なら、容易にご納得頂けると思います。

ただ、櫻田が興味を持った時点でそうネーミングされていたので、
今さらそれを変えようとは思いませんし、
正常な角化=美しい角質層が増える ということから、
培養という表現もいいんじゃないかなーっとお気楽に考えております。


ご清聴ありがとうございました!


でもやっぱり「結局どうすればいいのよ?」と思われた皆さま!
そうですよね、どうしたらいいのか、美容液はどれくらい付けたらいいのかとか、
油分はどれくらいとか、そういうの知りたいですよね。

でもね、ブログで一方的に「あなたはこうしたらいい。」なんて言えるわけがない。
ご自分のお肌と相談してどうするか探ってみてくださいね、
とりあえずやり過ぎもやらなさ過ぎも違うんじゃないかな、っていうのが櫻田的回答です。


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