肌の基本的な構造を理解し、本当に肌が求めていることは何なのかを知り、
肌に悪いこと、良いことの判断ができるようになりましょう♪
コラーゲンを肌に塗るって、私たちが思っている効果は出ないんですよ。
保湿剤として表面を潤すことくらいしかできないんです。
■ お肌の3層
皮膚は外側から、表皮、真皮、皮下組織の3つに分けられます。
■ 表皮------バリア
厚さは0.2mm程度で、一番外側が表皮細胞が死んでできた角質層。水分30%程度。
皮膚に触れる全てのものから体を守り、体内の水分を守る、バリアの働きをします。
その下には約65%の水分を含んだ、生きた細胞から出来た層があります。
刺激を神経に伝えたり、体内に異物が入ってくると知らせたり、
また、リンパ液が通っています。
一番内側には細胞工場である基底細胞があり、
メラニンを生成するメラノサイトもあります。
=======角質層========
水分を蓄えた層
~~~ 基底層 ~~~~
■ 真皮------クッション(水分)
厚さは約2-3mm程度。コラーゲン(鉄骨のように組織の形を保つ線維)と、
それを補強するエラスチン、その間をヒアルロン酸などのムコ多糖類が埋めています。
コラーゲンもヒアルロン酸も水分保持能力が高く、真皮は水分たっぷり、
肌のハリや弾力を与えいます。
ちなみに真皮は表皮のようにターンオーバーしません。
そして、角質層のバリア機能があるので、皮膚の外からコラーゲン等を補っても、
真皮のコラーゲン等の足しにはなりません、はい。
■ 皮下組織 –クッション(脂質)
皮下脂肪などで、身体を守るクッションや体温を維持する役目を果たします。
#この図は我ながら分かりやすいと思っているので、
#何かにつけて見て頂ければ、肌のことが理解しやすくなると思います!
角質培養で特にフューチャーされるのは、表皮の「角質層」です。
この角質層の角質を守って育てることで、お肌が強く美しく生まれ変わるんです。
ということで、次回はバリア機能についてお話したいと思います。