今日は、ちょっと角度を変えた、お肌のお手入れの見直し提案です。
角質培養と基本的な考え方は一緒ですが、こういうアプローチの方法もあるなと。
また、顔の肌だけではなく、身体全体で考えてみています。
顔の肌に良いことは、身体全体の肌にも良いことだと考えられますし、
皮膚は畳約2枚分の一枚の皮で繋がっているものですし、
頭に使ったもの、身体に使ったものは、顔にも直接・間接で付きますしね。
界面活性剤断ちしてみませんか?導入編
https://kakushitsubaiyo.com/blog-entry-97.html
界面活性剤断ちしてみませんか?リンス・トリートメント編
https://kakushitsubaiyo.com/blog-entry-102.html
界面活性剤断ちしてみませんか?洗顔編
https://kakushitsubaiyo.com/blog-entry-103.html
界面活性剤断ちしてみませんか:メイク落とし編
https://kakushitsubaiyo.com/blog-entry-107.html
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あなたのお肌を荒らす原因は、たっくさん、本当にたっくさんあります。
化粧品かもしれない、クレンジングかもしれない、美容液かもしれない、
シャンプーかもしれない、洗濯洗剤かもしれない。。。
また、そういった「外的要因」ではなく、ホルモンバランスの乱れかもしれない、
ストレスかもしれない、食生活の乱れ、胃腸の不調など「内的要因」かもしれない。。。
原因が一つではなく、複合的なのも、肌のやっかいなところですよね。
だったら、10日くらい、怪しいものを断ってみてはどうでしょう。
本当は少なくとも90日はやりたいけれど、
(漢方の先生の教え。身体の細胞が入れ替わるのに90日はかかる)
そんなこと言ったら疲れちゃうし、トライする気持ちも起きないですよね。
■ 今回やめてみるもの
・シャンプー&リンス
・ボディーソープ、石鹸
えーあり得ない!!!ですよね。
でも、10日だけ試して見てはいかがですか?一生のうちの10日間だけですから。
「界面活性剤」を断とう、というのが主目的です。
界面活性という、その性質自体が、肌の角質はがしをすすめ、乾燥を招き、
肌荒れの元になっていることがあります。
合成界面活性剤か天然の界面活性剤かというのは、今回全く区別していません。
そもそも、この区別自体、櫻田はあまり意味がないと思います。
というお話もまたしたいと思います。
なお、夜の洗顔だけは別に考えても良いと思います。
メイクの有無など、場合別に検討してみますので、お手入れの参考にされてみてください。
また、ここに挙げたシャンプー、リンス、には、
「余計なもの」がたくさん入っています。
髪には良くても、肌には迷惑なものもあります。
背中やおでこのブツブツが気になる方は、一度お試し頂くと良いかもしれません。
もしかしたら、ですが、犯人はヤツらかもしれませんので。
櫻田はすっかりキレイになくなりましたよ。
■ なぜ界面活性剤を断つのか
界面活性剤って何でしょうか?
簡単に言えば、水と油を仲良くさせることができる成分です。
・水分と油分を混ぜる(乳化剤)
・↑の力を利用して、汚れを落とす。(洗浄剤)
これが代表的な働きですが、
特に「洗浄剤」としての性質がアダになることがあります。
皮膚の表面はこのような構造になっています。
この「表面の皮脂膜」という油性の成分、
その下の角質と角質をつなぐ、セメント的な役割を果たす、
「細胞間脂質」という油性の成分、
これらを界面活性剤はキレイに洗い流してくれます。
(本当はマッチ棒のような図式で表現されるんですが)
この手ブラの手に、油性の成分を掴み、水で流せばその水を掴んで、
さーっと流されて、すっきりさっぱりなイメージです。
通常水と油はくっつきませんから、お水で洗ってもこれらの成分は流れ落ちにくい。
そこをサポートするのが界面活性剤なのです。
酸化した皮脂膜は洗い流した方が良い、
表面のセメントを溶かすことで、
古くなった角質層を「あか」として剥がして、新陳代謝を活発にすべき、
という名のもとに、石鹸や洗顔フォーム、ボディーソープで肌を洗います。
それを止めてみましょうということですね。
皮脂膜はぬるま湯で落ちる分だけ、角質層はなるべく肌に留めておきます。
角質培養そのものです。
界面活性剤について正しく深くお勉強されたい方はこちらなどどうぞ。
界面活性剤とは(石鹸百科)
http://www.live-science.com/honkan/theory/surfac01.html
■ 櫻田は界面活性剤の接触は最低限にしています
ちなみに櫻田は、シャンプー&リンスはずっと使っていませんし
(最近トリートメントだけしているお話もまた。)
身体は石鹸等で洗いませんし、夜顔を洗う時だけ界面活性剤入りのものを使います。
それも、毎晩ではありません。
炊事洗濯も手袋着用(美肌のためというより、アトピーが悪化するので)なので、
肌に界面活性剤がつくことはほとんどないです。
また、洗濯洗剤も気をつけています。
石鹸だって立派な界面活性剤です。(ここテストに出ます)
石鹸は肌に良い、優しいというイメージがありますが、
それはある意味では正しく、ある意味では間違っています。
石鹸は保存料とか得体の知れない界面活性剤等は、通常は入っていません。
そういう意味でシンプルでトラブルが少ない。残留も少ない。
そういう意味では優しいですが、石鹸だって界面活性剤であり、
さらに、界面活性剤の中でも、脱脂力が非常に高いんです。
そういう意味では界面活性剤の中でも、刺激が強い方だと、櫻田は思います。
★
#お肌が敏感肌な方が急にお手入れ方法を変えると、肌が荒れる場合があります。
あまり頑張りすぎず、ゆるゆるされてみてください。
#皮脂分泌が盛んな方は、皮脂が残りすぎて返って肌に悪い場合もあります。
何事もやり過ぎは禁物ですから、調子を見ながらトライされてみてくださいね。
#化粧水や化粧品の中にも、界面活性剤は使われています。
ですが、あんまり徹底すると疲れるので、今回はアイテムを絞ってみました。
もっと徹底したい方向けの記事も書いてみますね。
次回からは各論に入らせて頂きます。
本当にシャンプーや石鹸なしで、臭くなったりしないのか?汚くならないのか?
櫻田の経験をもとにお話しさせて頂きます。
界面活性剤断ちしてみませんか?導入編
https://kakushitsubaiyo.com/blog-entry-97.html
界面活性剤断ちしてみませんか?リンス・トリートメント編
https://kakushitsubaiyo.com/blog-entry-102.html
界面活性剤断ちしてみませんか?洗顔編
https://kakushitsubaiyo.com/blog-entry-103.html
界面活性剤断ちしてみませんか:メイク落とし編
https://kakushitsubaiyo.com/blog-entry-107.html